2009-03-18

不必要なのは「プライド」です。
誤解のないようにいいますが、自尊心を捨てろといっているのではありません。そうではなく、プライドは往々にして誤った自己認識である場合が多い。いったんそれを手放せということです。




脳を活かす生活術
笑いにもさまざまな種類がありますが、最も健康的で最も価値ある笑いとは「自分を笑うこと」ではないでしょうか。自分の弱点、自分の欠点を自ら笑うということ。いいかえればそれは、真実の触れるということでもあると僕は思っているのです。



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これからの人生でいかに予測不可能な事が起きようとも、どんなに悲惨な状況に陥ろうとも、笑ってしまうことで大逆転して楽しいものに変えられる



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脳を活かす生活術(茂木健一郎)



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[もくじ]
はじめに 生活の知恵とは、脳の道具箱を満たすこと
1 時間目 喜怒哀楽で脳の道具箱を磨く
 01 感情を豊かにすれば、脳の適応力が鍛えられる-----20
 02 不幸を逆転ホームランに変える笑いの力-----23
 03 絶望から自己回復させた笑いの力-----25
 04 自分を笑える人は、客観力がある-----27
 05 プライドは、手放してこそ財産になる-----29
 06 「自分の涙」を流すためには、真実の現場に居合わせる-----31
 07 涙とは自分自身を更新させる道具-----33
 08 真剣勝負の果てに見出される光明-----34
 09 脳は、情動の爆発としての怒りは残さない-----36
 10 火であり水でもある精神運動-----38
 11 「未来は明るい」と思うほど、脳の楽観回路が働く-----39
 12 楽観的になるためのイメージトレーニング-----42
 13 簡単にできるハテナマークの効用-----46
 14 本能としての共感能力で他者とつながっている自分-----49
 15 嫉妬から解き放たれる方法-----52
2 時間目 どんな苦境にも負けない脳を磨くための習慣
 16 脳の健康法と身体の健康法はほぼ同じ-----56
 17 小学生の頃の記憶で、脳をメンテナンスする-----58
 18 思い出すことで人は成長している-----63
 19 頭のいい人は、記憶の編集能力が高い-----64
 20 「好き、嫌い」で脳の抑制を外す-----68
 21 「おねえ力」を身につける-----71
 22 毎日の喜びでシナプスがつなぎ替わる-----73
 23 新しいことに触れ続ける「脳のアンチエイジング」-----76
 24 好きな音楽を聴くだけで、脳は活性化する-----79
 25 日頃の会話で、脳を総合的に働かせる-----82
 26 迷っている時ほど、すぐにやる。目的はあとで見つければいい-----84
 27 何もしたくない時は、「待つ」ことで偶有性を磨く-----85
 28 夢日記をつけて自分に耳を澄ませる-----88
 29 一見矛盾することが脳にとっては有効-----90
 30 脳は、成果に関係なく努力した分だけ太くなる-----92
 31 「何を食べるか」より「どう食べるか」-----94
 32 「味わう習慣」が脳のゴールデンタイムになる-----97
3 時間自 自分を知ることで脳の道具を増やす
 33 自分を知ることで始まる未来がある-----102
 34 利き目を知って自分のタイプを把握する-----103
 35 脳はバランスよく使えば疲れない-----106
 36 他人の心理を推測する「心の理論」は、三、四歳で習得-----107
 37 自分に謎を感じることが、エネルギーになる-----109
 38 「自分を知る」とは「自分の顔」について知ること-----112
 39 脳が顔による視覚情報を受けなくなる時-----114
 40 なぜ親愛の情が生まれなくなってしまうのか-----117
 41 最も魅力的に感じられる顔は「強調顔」-----118
 42 進化も美の基準も顔は生もの-----120
 43 人は相手の左側の表情に引きずられやすい-----122
 44 口角を引き上げるだけで楽しい気分に変われる-----125
4 時間目 コミュニケーションで脳の道具を鍛える
 45 他人とのかかわりは脳の栄養源である-----130
 46 相関関係によって集団行動は生まれる-----132
 47 いろんな個人が集まる集団のほうが、他人に協力的
 48 「世界中の人々は、六人ほどの友人を経由すれば皆ひとつにつながる」-----136
 49 落ち込んでいる人を励ましたいなら、自分が「幸せの鏡」になればいい-----138
 50 「ミラー・ニューロン」を活かすには、楽しそうな人の近くにいる-----141
 51 よく知っている人からも、脳は刺激を受けている-----142
 52 会話における三種の神器-----144
 53 質問とは生き物である-----147
 54 質問アンテナを張る-----149
 55 答えが出ない聞いを持ち続ける-----152
 56 文学作品で無意識世界を意識化させる-----153
 57 「◯◯らしさ」から自由になる-----156
 58 「これは違う」「ここにあった」で脳の感受性を刺激-----158
 59 自分の婿きな単語を10偶声に出してみる-----162
 60 行き詰まった時は、単純作業で回路を切り替える-----164
 61 変奏曲は、とっておきの気分転換の方法-----168
 62 見落としていた生活の中の喜び-----170
5 時間目 一日一バブルを脳は求めている
 63 臓の中には常にバブルが起こっている-----176
 64 脳の中で起こしたバブルの数だけ賢くなれる-----181
 65 複雑系の豊穣の大地にバブルを起こせ-----182
 66 人生とは、限りない往復運動。失敗しても戻ればいい-----187
 67 恋愛で目覚めた「バブルカ」-----189
 68 「個人のグーグル時価総額」を上げろ-----190
 69 相手に笑いの安全基地を伝える-----193
 70 複雑な世の中で決断力を磨く脳のメカニズム-----195
6 時間目 日々の愛が脳を活性化させる
 71 愛を注ぎ込まれた「脳の道具箱」は鬼に金棒-----200
 72 愛とは脳にとって永遠の不在である-----201
 73 アタッチメントセオリーの普遍性を知る-----203
 74 左右の脳をつねぐ脳梁がないキム・ピーク-----205
 75 「お金より価値があるのは、知識と学問である」と教えられた少年時代-----209
 76 親の愛とは、子どもに印象的な出来事を残すこと-----211
 77 家族とは、引き受けるもの-----214
 78 隣人にとっての安全基地になる-----216
7 時間目 明日の脳を耕す
 79 希望を持つのは心の技術-----220
 80 脳を空白にして、希望を生み出す-----221
 81 違う自分と巡り合う仮想のレッスン-----223
 82 「人生の感想戦」で過去から学ぶ-----224
 83 小学校の教室で起こった「未来の原体験」-----226
 84 未来予想図を描いてみる-----228
 85 脳の渇望が「未来の卵」になる-----230
 86 星飛雄馬のように、弱点を変化への踏み切り板にす-----232
おわりに 自分基準で生き抜き、心に雑草を