ねたみは意地汚い感情である。ねたみにとらわれると、人は自分が既にどれほど多くのものを持っているかに気づかず、より多くのものを手に入れようとする。自分が実際には恵まれているにもかかわらず、「自分は恵まれていない」と思い込むようになる。
☆日本に生まれた人は、それだけで充分恵まれていると言える
ねたみの感情を抱くと自尊心が傷つく。手に入らないものがあるというだけで被害者意識にさいなまれ、「自分は恵まれていない」「自分はダメな人間だ」という気持ちになるからだ。とはいえ、より多くのものを求めること自体は間違ってはいない。ただし、それを手に入れるために努力をするならばの話である。努力もせずに欲しがっているだけでは、ねたみの感情が生じる。
どうしても手に入れたいものがあるのなら、それを目標にし、それを達成するために必要ないくつかのステップを書いてみよう。それが現実的であるかぎり、その計画に従えば、あなたは目標を達成できるから、他の人たちをねたむことはなくなるはずだ。
この地球上の多くの人は、モノやお金にはそれほど恵まれていなくても、毎日食べているだけで「自分は仕合せだ」と感じている。
心の持ち方
p36
0 件のコメント:
コメントを投稿