自分の本棚の写真をSNSにアップしたとして、ちょっと見られるのが恥ずかしい...と思うような本があったりはしないだろうか。
買ったけどあまり読んでない、いつか読むから、いつか必要になるかもしれない、などなど、少々ほこりをかぶったまま本棚に入っている本の存在理由はいろいろ。
それらの思いに囚われ、執着していると、心はモヤモヤし、落ち着かない。
なんでこんなに本を買っていたのだろうか...
ちょっとでも興味がある本があったら、即買い。それがだんだんクセになってきて、ちょっとでも気になった本があると、手に入れなければ気が済まなくなった。
今思えば、「自分、それ知ってます」と言いたいがための武装行為だったように思える。
自ら勉強することは大切なことではあるのだが、実はそれは自分が他人よりも優位に立ちたいがためにやっていたのではなかろうか。
ちょっと見られるのが恥ずかしい...と思う本は、そんな気持ちで買ったようなものばかり。
自分の邪念がその本のにまとわりついてしまっている。
薄墨色のモヤッとしたねちっこい雲のようなものが、その本についているように見える。
と信じると、本当に見える気がしてくる。
もはや本を捨てるのは、お祓いと同じようなこと。
自分の邪念を吸ってくれてありがとうという感謝の気持ちとともに捨てよう。
追記(2016-01-22)
古いものを捨てると新しい物が入ってくるという法則があるようです。
溜まってしまった大量の本をブックオフへ持ち込んでいる最中に電話がなり、新しいお仕事が舞い込んだといったお話をユキ・シマダさんがご本人のブログに書かれていました。
私も年末からヤフオクに引き出しの奥に眠っていた物などを出品して、70アイテムほど落札していただいたのですが、そんな中、電話がなり、新しいお仕事が舞い込みました。
自分のところにあって死んでしまっているものは、生かしてくれる方のもとへ行き、身軽になった分、自分のところに自分がやるべきことがやってきたような気がします。
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